昔からいろいろなTV番組や雑誌で取り上げられてきた「洞窟」、数々の映画、小説、アニメ〜ありとあらゆる場面に取り入れられきました。洞窟とは神秘的で非日常の見えない世界であるため、冒険心、好奇心、恐怖心をくすぐる場所としていろいろな想定で取り上げられてきたのでしょう。みんさんもご存じの通り、TV番組などで「未知の洞窟へ潜入」などと題された番組を手に汗握り、好奇心で見る方は多いのでは。。。
TV業界の中では番組の視聴率を左右するものの1つとして認知されています。
「洞窟」とは私達の心に潜在的にある何かを満たしてくれるいろいろな刺激があるのではないでしょうか。。。
それが証拠に洞窟関連のTV番組は減るどころか増えています。
ゲームにも出てきます。
ケイビングツアー、サポートの少しずつ増えてきています。。
今後、「洞窟」「洞窟探検」「ケイビング」というものがメディアによってますます取り上げられて
どのように発展していくかは予測できません。
今、時代は先が不透明で予測しにくい状況です。まさに「洞窟」の中のようなものです。
前に進むには「勇気」「希望」「行動力」「夢」「探究心」などアイテムが必要なのです。
こんな時代だからこそ、「冒険」「探検」「神秘」「未知」「夢」「希望」というようなキーワードが満載のケイビングが必要なんじゃないでしょうか?
ケイビングガイドの必要性
近年、洞窟探検、ケイビングという言葉が一般に少しずつ知られるようになってきました。
これまで、観光鍾乳洞以外の洞窟とは、一部の専門家しか足を踏み入れることができない世界だと考えられてきましたが、これからは専門のケイビングガイドによって新たなレジャーの場として認知されていくことでしょう。
欧米では、職業として、知識と技術を兼ね備えた洞窟専門のガイドが洞窟を案内しています。
彼らがガイドする洞窟は、自然洞、管理洞、観光洞窟の未公開部分から、一般的な観光洞窟の観光ルートにまでに及びます。
欧米で出会うケイビングガイドたちはそれぞれ、程度の差はあれど、参加者を楽しませるちょっとしたエンターテイナーです。

たしかに、案内するだけで楽しめるのが洞窟です。
洞窟の中は、神秘的な自然の造形美や、非日常的な空間が盛りだくさんです。
しかし、洞窟のすばらしさを何十倍、何百倍にもするには、「ガイドの楽しませるスキル」が必要です。
これは簡単に習得できるものではありません。
またガイドする洞窟によって楽しませ方が違ってきます。
ガイドは、洞窟のルートを熟知して、ケイビングの高い知識と技術も持ち合わせていなければならないのですが、それだけでは十分と言えません。
ガイドにとって一番大切なものは、いつでもエンターテイナーであることです。洞窟をガイドすることはエンターテイメント的な仕事であり、ケイビング参加者に洞窟の不思議と非日常を楽しんでもらうことこそがガイドの仕事です。
、エンターテイナーであるガイドが案内すれば、いままでよりも何倍も楽しめます。一度きりの観光気分だったケイビングも忘れられない体験になり、それがリピーターを増やします。さらにケイビング界の発展につながり各、観光鍾乳洞に足を運ばれる人口も増えます。
ケイビングガイドは洞窟を案内するプロフェッショナルです。
お客様である参加者のみなさんに感じてほしいこと!それは「楽しかった!またここに来たい♪」
単純にそれだけなのです。
日本の観光鍾乳洞と本会のケイビングガイド育成について
本会は、ケイビングガイドに必要な知識、技術、エンターテイメント性を啓蒙し、プロフェッショナルとしてのケイビングガイドを養成しています。
本会の認定ガイド講師は世界中での洞窟探検の経験とプロのケイビングガイドを生業としてきた豊富なノウハウで作成したマニュアルを元にそれぞれの洞窟に即した講義を開催しています。

本会のカリキュラムを受講された認定ケイビングガイドが「洞窟について」のレクチャーと「楽しんでもらうためのガイド」を実践していくことでもっと「ケイビングのおもしろさ」が認知され、ケイビング界の発展に貢献できるとともに、参加者一人一人が手付かずのフィールドの大切さを知ることで、環境保護にもつなげていけると考えております。
日本で洞窟のない都道府県はほとんどないです。
有名な観光地の中には、「神社仏閣」「温泉」「鍾乳洞」の3本柱が共存し、互いに活性化されているところもあるのですが、残念ながら、ここ十年の間に国内観光の全体の集客力は下降線をたどり、観光洞窟も入洞者数が低迷してきています。
日本中の観光洞窟を元気にしていくには、鍾乳洞の未公開部分のガイドのみならず、既存の観光ルートも魅力アップしなければなりません。
またその洞窟と洞窟周辺の環境に即した企画、事業でなければなりません。
長年、洞窟の本格的な調査と洞窟ガイドを両立してきたことでそのノウハウが
豊富に蓄積されています 。以前のように待っていればお客様がエスカレーターに乗るようにやってくる時代は終わろうとしています。
そこで無尽蔵に存在する「洞窟ファン」と「リピーター」を増やしていくことが急務なのです。
日本の観光鍾乳洞、アウトドアツアーなどが1つになって連携していけば「洞窟を楽しむ」ことが一般社会で認知され休日の1つの楽しみ方に加えられていくのではないでしょうか?
それが洞窟業界全体を底上げしていくことにつながるのです。今こそ、むずかしいお話は置いておいていろいろな枠を越えて観光洞ガイド同士の横のつながりによる情報交換や、新たな取り組みを、本会がリードしていきたいと考えております。
日本中の洞窟をガイドして